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最近過ごしやすくなりましたね。
やっとだなー・・と思います。(しみじみ)
ちょっと蒸し暑かったり、
日中はちょっと暑いなと思う日もありますが
30度を超えることはもうないかな・・・
(と思いたいです)
さて・・そんな10月ですが
今月、kinariteは10周年を迎えそうです。
(なんだか変な言い方ですが、
正確にはその日はまだなので...笑)
今の自宅工房に移ってからは
特に"周年"に何かすることはなかったのですが、
今年は10年という節目もあって
何かをしたいと思っていました。
3周年の時の様に
ささやかでもイベントごとを計画するか、
色々と考えたのですが
実際に出来ることを色々考えた末、
最終的に、お菓子を作って残したい、と
思いました。
そのお菓子が
ラムカレンズとくるみのキャラメルケーキです。
先週末よりwebshopにご用意しています。
期間限定ではなく、今後もずっと作っていこうと
思っています。
生まれたばかりのこのお菓子が、
これからまた時とともに少しずつでも
皆様にとって馴染みあるお菓子になれたら。
そうなれたら良いなと、そっと願っています。
お菓子の味については、webshopにも
お知らせしていますが、
ベースはキャラメルケーキで、かなり深いキャラメル味です。
キャラメルにしたのは、お好きな方も多くて自分も好きなこと、
あとは、"焦がす"味って
自分のお菓子のもとになっているなぁと
思ったからでした。
砂糖を焦がす、バターを焦がす、
焼き色もしっかりめ。
焦がすこと・・昔から私にとってわくわく、楽しい作業でした。
きなりてパウンドを作った時も
この"焦がす"から(カラメル)がベースになっています。
今回のお菓子は、それよりも濃度的に
4、5倍かも・・とお伝えすると
どんな濃さ・・・と思われるかもしれませんが、
お砂糖の全体量はパウンドケーキの比率に近いです。
生地に最初に入れるお砂糖、
キャラメルの焦がし度合いとクリームの量で
全体の甘みを決めています。
カレンズやくるみは、お好みもあるかと思いますが、
もしアレルギーをお持ちでなければ、
お試しいただけたらなぁ・・と淡く思っています。
(ご無理は言えないので淡くです...)
※ アレルギーをお持ちの方には、申し訳ございません。
もしもお菓子のことで何かご要望がございましたら
ご相談いだけましたら幸いです。
何度も試作をして色んなパターンを焼き、
夏の間は、工房と自宅の冷蔵庫に
試作分が並んでしまってどれが何番目だったか、
毎日味見していた気がします。。。
結局、1番最初に考えたものに戻り、それをもとに
調整していきました。
ラム種を直接合わせるよりも
ラム種につけたカレンズが焼いた後に
少しずつ生地に馴染んでいく方が良いなぁ、とか
くるみがそれらと一緒に馴染んでいく感じが
美味しいなぁと。1番しっくりきた味です。
1人でも美味しいなと
思ってくださる方がいらっしゃれば、
(本当は1人でも多くの方にと言いたいところなのですが ^^;)
幸せです。
お菓子に使用するラム酒は、
カレンズに漬け込んだものです。
このお菓子はじっくり長めに加熱をしていますが、
アルコール分は残るかと思いますので、
小さなお子様、お酒の弱い方、
苦手な方はご注意ください。
側面の糖衣がけにも
カレンズを漬けたラム酒を使っています。
気温が低いとしゃりっと、
少し高くなるとじゃりっとした感じで
生地との対比で、
楽しんでいただけたらなと思います。
賞味期限を未開封で14日間としていますが、
お届けする際には、開封後は冷蔵庫に入れながら
かなり持つことをお伝えしたいと思っています。
基本的には常温でお届けできるように。
30度を軽く超えそうな、7月〜8月間は、
輸送トラック内も高温になる為、
やむ追えずクール便でのお届けになるかと思いますが、
それ以外はできるだけ、常温でお届けしたいと思っています。
お箱のイラストは、友人のお嬢さんのnちゃんに
お願いをして描いていただきました。
nちゃんにマロ(うちの猫)を描いてもらったのがきっかけで、
その絵を見て、その時からnちゃんに
今回のお菓子に添える絵をお願いしたいと
思っていました。
それが、春先だったかなと思います。
7月過ぎ、夏休みが入る前に
思い切って相談すると快くお返事をいただき
それからすぐに描いてもらった時は
nちゃんの瞬発力に、本当にびっくりで感動でした。
若さゆえのエネルギーだけでなく、
丁寧で繊細で、あたたかくてやさしくて。
今回も、マロをモデルにお願いしました。
marron'sの陰のボスでもあったので :)
10年のひと区切り、
マロにありがとう、見ててね、という
気持ちも込めて。
そして10年のお祝いも込めて
お花も添えてくれたら嬉しいなと希望を伝えると
お祝いの意味があるお花を
1つ1つ調べて描いてくれました。
私たち家族にとっては、絵の猫はマロですが、
目にしていただいた方は、猫がお菓子をくわえていて
可愛いな、なんだか微笑ましいな、と
笑ってくださったらいいなぁと思っています。
nちゃん、素敵な絵を本当にありがとうございます。
iさん(nちゃんのお母さんです)力を貸していただき
あらためて感謝しています。
試作中、何度も絵を見て励まされたなぁ。
この絵があったから、
お菓子も作ることが出来たのだと思います。
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2015年の10月21日、
何もしていない年も
毎年、忘れることはなかったです。
本当に、10年を迎えるのも恐縮で
釣り合わない気持ちで、
まだまだだと思うことばかりですが、
出来ないことがまだまだあるから
この先も頑張っていけるのかなと
思ったりしています。
ここまで続けることが出来たのは
周りの方々、家族友人、お客様、
皆様のお陰だと
心から思っています。
本当にありがとうございます。
まだ21日になっていないので早いですが、
いつもタイミングが遅れてしまうので・・
今回のうちにお伝えしたいです。
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